タバコ(喫煙)と歯周病

タバコ(喫煙)

歯周病はタバコ病のひとつと言われています。

歯肉(歯茎)は加齢とともに衰えていく傾向にありますが、喫煙の習慣がある人は、喫煙しない人と比べ、歯肉の老化現象が10~20年も早く現れます

つまり、歯肉が衰えるのが非喫煙者より早く、それだけ歯周病による被害を受けやすいということなのです。

では、なぜ喫煙は歯周病の原因となるのでしょうか。

喫煙が歯周病の原因となる理由

喫煙が歯周病のもととなる原因は4つあります。

原因1.タール

タバコの三大有害物質のひとつです。

タールが歯に付着すると、歯周病の原因となる歯垢や歯石がつきやすくなります

原因2.ニコチン

毒性が強いことで知られる有害物質です。

ニコチンには血管収縮作用があり、歯肉の血管を収縮させて血行を悪くさせます

歯肉の血行が悪くなると、歯周病菌に対する抵抗力が低下するため、歯周病を誘発する原因となります。

3.白血球

白血球は、体内の悪い細菌を退治する作用がありますが、タバコを吸っている人は、この白血球の機能が著しく低下している傾向にあります。

そのため、非喫煙者より歯周病菌に対する耐性がなく、歯周病にかかりやすい体質となっています。

4.ビタミンCの消費

タバコを吸うと、老化のもととなる活性酸素が発生します。

この活性酸素を除去するために、体内では大量のビタミンCが消費されます。

ビタミンCはタンパク質の合成に深く関わっている成分で、ビタミンCが欠乏すると、歯肉にある繊維芽細胞を形成しているコラーゲンの合成がうまくいかず、繊維が破壊された状態に陥ります。

繊維を破壊された歯肉は急速に衰え、歯周病のリスクを高めてしまいます。

歯周病予防には禁煙を

以上のように、喫煙の習慣は歯周病において4つものリスクを抱えています。

歯肉に異常が見られるようになった場合や、歯周病と診断された場合は、それ以上悪化させないためにも、禁煙を心がけたほうがよいでしょう。