歯垢(プラーク)は歯周病の最大原因
歯周病になる要因はいくつかありますが、その最たるものに「歯垢(プラーク)」があります。
歯垢とは、歯の表面に付着する白くて粘質のある沈着物のことで、デンタルプラークとも呼ばれます。
よく食べかすと間違われることがありますが、実際は口腔内に常在している細菌の塊を指します。
常在菌なので、それ自体が歯周病の原因となるわけではなく、食べかす(特に糖分の多いもの)を栄養にしてその量が膨大に増えることによって歯周病を引き起こします。
歯垢は、歯周病のみならず、虫歯の原因でもあり「きちんと歯磨きをしなかったり、甘いものを食べ過ぎると虫歯になる」と言われているのは歯垢が持つ性質に由来しています。
歯垢を放っておくと、やがて歯垢に含まれる細菌が唾液中のカルシウム成分と混ざり、石灰化します。
これが「歯石」であり、こうなってしまうと普段の歯磨きでは除去できなくなるため、歯科医にてスケーリング(歯石除去)を行ってもらう必要があります。
プラークコントロールで歯周病予防
歯垢が繁殖し、歯に大量に付着しないよう阻止するのが、近年耳にするようになった「プラークコントロール」です。
プラークコントロールの中には、日常の心がけでできるものもあるので、意識して生活することにより、歯垢のコントロール、ひいては歯周病の予防につながります。
・規則正しい食生活を送る
3食きちんと食べない、間食が多いなどの不規則な食生活は、歯垢が付着しやすい環境を作り出す原因となります。
食事は1日3食、なるべく決まった時間帯に摂るよう心がけ、間食は控える、あるいは甘いものを食べないなどの配慮を行うようにしましょう。
・繊維質の食品をよく噛む
繊維質が多い食品をよく噛んで食べると、繊維質によって歯の表面の歯垢が落ちるようになり、一種の歯磨き効果をもたらします。
・定期的な歯石除去(スケーリング)
歯周病の原因にもなる歯石は、一定期間で蓄積するため、定期的に除去する必要があります。
スケーリングは専用の医療器具を使用して行うため、歯石の除去は歯科を受診しましょう。
・虫歯の治療
虫歯になると、歯の表面が削れて段差ができるため、歯垢が付着しやすくなります。
歯周病予防のためにも、虫歯はしっかり治療しましょう。