歯ぎしりは歯周病のもと
歯をすり合わせたり、かみ締めたりする「歯ぎしり」。
就寝時に無意識に行っていることが多く、自分では気づきにくい癖のひとつですが、この歯ぎしりにより、歯周病が引き起こされることもあります。
歯ぎしりは、間に何かを挟むわけではなく、直接上の歯と下の歯を合わせ、すり合わせたりかみ締めたりします。
そのため、歯肉にかかる負担が強く、歯ぎしり中は常に歯肉や歯周組織に負荷をかけている状態になります。
負荷をかけすぎれば、歯肉自体が衰えるのはもちろん、炎症を起こしている場合は、さらに状態が悪化し、歯周病の進行度を加速させる原因となります。
また、歯へのダメージも無視することはできず、歯ぎしりによって歯の表面が削れたり、凹凸ができてしまったりすると、歯垢が付着しやすくなったり、磨き残しが出てくるようになったりして、虫歯や歯周病を引き起こす要因となります。
歯ぎしりのチェック方法
歯ぎしりの厄介なところは、日中、起きている間はともかく、就寝中など、無意識下で行われることが多いということです。
家族などが気づき、忠告してくれるならよいのですが、一人暮らしの人など、自分では気づきようがない場合は、いつまでたっても気づかないままというケースも考えられます。
そういう場合は、起きたときにアゴに違和感がないかどうか意識してみましょう。
歯ぎしりは歯や歯肉以外に、アゴにも強い負担をかけるので、就寝時に歯ぎしりをしている人は、起床時、アゴが痛かったり、だるさを感じたりする場合があります。
歯ぎしりの原因と対処法
では、そもそもなぜ歯ぎしりは起こるのでしょうか。
その原因は大きく分けると2つあり、1つは噛み合わせが悪い場合、もう1つはストレスを感じている場合です。
もとから噛み合わせが悪いひとはもちろん、詰め物や被せ物が合わなかったり、虫歯が痛いときなどは、噛み合わせがアンバランスになっていることが多く、その緊張から歯ぎしりが起こる確率が高くなっています。
また、精神的に不安定な場合や、ストレスを感じている時など、不安や憂鬱のあらわれとして無意識に歯を強くかみ締めるなどしている場合があります。
これらの原因を解消することで歯ぎしりがおさまれば問題ないのですが、長年の癖で抜けきらないといった場合は、マウスガードをはめこむことで、歯や歯肉を歯ぎしりによるダメージから守る措置をとるのもひとつの方法です。
マウスガードは、歯科にて型を取り、作製してもらう方法が一般的ですが、市販でも販売されています。